先日、職場で雑談をしていたところ、『べべ』という言葉が話題にのぼった。
大阪で生まれ育った私には聞き馴染みがあるどころか、日常で使う言葉なんですが、関東方面から来られた人は、どうも通じないようだった。
『べべ』とは運動会の徒競走なんかで、最下位になった時に使う言葉なんです。
関西でも場所によっては『べべた』、『べったこ』、『どべ・どんべ』などと言うようです。ちなみに私は『べったこ』と言っていました。
そこで『べったこ』を一般的にはどういうんだろう?と考えてみると、『ビリ』というのが一般的なんでしょうか。
「べべにはなりたくない!!」とか「この組で走ったらどうしてもべべになってまう」というように使います。
また、最下位を免れた『べべ』より1つ順位が上の場合は『べっつー』と言っていました。
小学生の頃はよくこの『べべ』『べったこ』を使っていました。特に運動会ではあちらこちらで『べべ』が飛び交っていました。
中学生になると運動会にかける熱量が下がってきて、かなり冷めたきもちだったように感じます。ですので『べべ』だろうが『べっつ−』だろうがあまり問題視していませんでした。
1位になれそうな時だけ、真剣にやっていた、というなんとも可愛げのない中学生でした。
社会人になって競争するような事も少なくなり、『べべ』を使うことも激減しましたが、たまに使っています。
例えば、複数人で待ち合わせをした場合、最後に到着した時に
「あれ?俺がべべやった?」とか「なんや、俺がべべかいな」
といった具合。
語源はどっからきたんでしょうかね。
今、冷静に考えると面白い言葉だな、と思います。