ここ最近、まとまった雨が降っていないように感じていました。
車で堤防上を走っていても、宇治川の水位が下がっていることに不安を感じていました。
滋賀県〜京都府南部〜大阪府中部への水の供給は、主に琵琶湖がメイン。
琵琶湖からは瀬田の洗堰からしか流れ出ておらず、琵琶湖から出ていくのは瀬田川(下流で宇治川になる)だけ。(琵琶湖疏水も含めると2つになります)
先日、会社からの帰りに、宇治橋にある『天ヶ瀬ダムの放流量』を表示している電光掲示板には『ただいまの放流量 16m3/s』と表示されていました。
それを見てわたしは『え〜、そんなに少ないいん?なんでや?』と驚きました。
といいますのも、普段の放流量はその10倍も20倍もあります。
洪水期(雨が多い時期)には600〜800m3/s程度は流れていますし、天ヶ瀬ダムの再開発が終了すれば約1500m3/s程度は通水できます。
それらに比べると、一桁代のパーセンテージしか放流されていないことになります。
その日以降に、夕方のニュースを見ていると、『琵琶湖の水位が基準水位から−65cm』と言っていました。
これは14年ぶりの低水準だそうです。
この『基準水位』から75cm下がれば、節水を呼びかける事態になるそうです。
そのニュースを見て、最近は注意深く『宇治川』の状況を見ています。
今日、スタンプラリーを一人で回ってきたんですが、その際には『いつもと違う宇治川』を見てきました。
写真を撮ってきましたので、それらを御覧ください。
まずは宇治橋から下流の状況を撮影。
普段はこんなに『洲』が見えることはありません。
宇治橋の橋脚もあるので、流れが早い箇所でもあるので、こんな姿はあまり見られません。
次に、少し上流に上って『亀石』の状況です。亀が出現しました!!
いつもは、背中に当たる部分(ちょうど草のような木のようなものが生えている箇所)くらいか見えていません。それくらい水位が上がっています。
初めて『亀石』と言われる所以を見た気分です。
確かに『亀』に似た石や、と思いました。
通常の宇治川の状況だと、ホントに背中の部分の一部しか見えないので、何で亀石なん?亀に似てへんし、と疑問だったんです。
納得しました。
さらに上流に上がっていき、天ヶ瀬ダム近くにある吊橋まで行ってみました。
こんな穏やかな流れ、見たこと無い。
この付近は放流水が勢いよく流れていて、流れが速いんです。
こんなに『瀬と淵』がはっきり分かる状況って、この場所ではかなりレアです。
明日はようやくまとまった雨が降るようです。
少しは琵琶湖の水位が回復すればいいんですが・・・・・。
今の所、明日の雨以降は、雨が降らない天気予報になっています。
ちょっと心配です。