先日、ラグビーの試合を観に行き、ちょっと嫌な気分になったので、今回はその事を。
私が応援しているチーム【コベルコ神戸スティーラーズ】が精彩を欠いているんです。
それも昨シーズンから。
数年前にはチャンピオンチームになりましたが、それ以降は落ちる一方。
それでも、ファンはチームを熱く応援しています。
関西のチームですから、応援の熱量がハンパない。
阪神タイガースのファンを見れば想像しやすいと思うのですが、他のチームに比して『野次』が汚い。
このところ、ラグビーも実質プロ化して、チケット代も高騰し、そういう汚い野次を飛ばす観客も少なくなったと感じていました。
もちろん、競技のレベルアップもあって、白熱した試合が多くなったこともその要因かな?
昨日の試合、寒波の余韻もあり非常に寒い日に行われました。
試合内容もマズく、ミスが多くて選手も観客もフラストレーションが溜まったゲームでした。
試合後、選手達はバックスタンド、メインスタンドに挨拶をしに来るのです。
それは『応援ありがとうございました』『試合を見に来てくれてありがとうございました』という意味合いがあるのでしょう。
アマチュア時代から続けられていました。
その挨拶のときに『野次』や『怒号』はよく起こります。
(試合中も言う人はいますが、特定の少数の人だけ)
アマチュア時代は
「もっと練習しろ」
「ちゃんと練習しろよ」
「次はしっかり頼むで」
と、愛のあるものでしたが、先日の怒号は違いました。
「何をしとるんじゃ!こんな試合して恥ずかしないんか」
「高い金払って来てんねんぞ!金返せ」
「神戸の恥や。」
と、これまでとは違う、聞いていて気分を害する言葉が多く発せられていました。
気持ちは分からんでもない試合内容でしたが、そういう『気分を害する怒号・野次』を口に出して選手に向かって言う神経が理解できない。
あまりにもそれを行っていたおじさんたちがしつこかったので、今度は『擁護するファン』が怒号を発するおじさんに向かって
「そこまで言わんでええやろ」
「選手は一生懸命やっとるんじゃ」
と、怒号を発するおじさんを指差し興奮状態。
雰囲気はまさに『一触即発』状態。
試合内容も残念でしたが、ファンの諍いを見た(聞いた)のも非常に残念でした。
まぁ、それもこれもチームを愛しての事だと思うのです。
怒号を発するおじさんたちを見て『老害』を見た気がしたし、擁護する人たちの行動も『モンスターペアレント』的な感情に思えてなりませんでした。
応援するもしないも個人の楽しみでやってほしい。
もういい大人たちが感情むき出しに『野次・怒号』、擁護はしているが言葉は怒号と変わりない(怒号を発する相手が選手に向けられるのか、ファンに向けられるのかの違いだけ)。
もう少し気持ちに余裕を持って観戦しようじゃないですか。