関西では物を無くしたりした際に『どっか行った』と言います。
先日、テレビで放送していましたが、関西以外ではあまり通じないようだ。
どんな感じで使うかというと、例えばスマホをどこかに置き忘れ場合、
「スマホ、どっか行った!さっきまでここに居ってんけど(あったんやけど)」
会議で使う資料をどこに置いたか忘れてしまった場合。
「あれ?さっきここに資料置いといてんけど、どっか行ってもた」
等。
文房具を借りようとした際にも
「ちょっとハサミ貸してくれへん?」
「ちょっと待ってや。あれ?さっきまでここに居ってんけど・・・・・どっかいって無いわ。」
といった具合。
関西では日常の会話なんですが、テレビ番組では関東の方にインタビューしていて、
この擬人化した言い方について聞いていました。
すると次のような答えが返ってきていました。
「”どっか行った”って足がついている訳じゃないんだから、そんな言い方おかしい。普通に”無くした”って言う。」
というようなニュアンスの答えでした。
言われてみればそうやなぁと思いますが、普段からそういった使い方をしているので、むしろ全国的に『どっか行った』が使われていないことに新鮮な驚きがありました。
それじゃあ、『どっか行った』物が出てきた時、
「こんな所に隠れとった」とか「どっから出てきたんや」・「こんな所に居ったんか」などと言うのは全国的に通じないんだろうか?
私は性格が雑なので、結構この『どっか行った』を使います。
整理整頓が苦手なため、私の机の上では結構な頻度で物が『どっか行った』状態になります。
それらの『どっか行った』物たちは、忘れた頃に出てきよります。
そんな時は決まって
「なんで今頃出てくるんや。もっと早く出てこんかい」って言います。
まぁこれが日常の会話。
これが全国で通じないとなると、話の幅が狭まるような気がします。
全国各地に出張に行くので、結構”通じる言葉・通じない言葉”は分かっていたつもりですが、まだまだですね。
方言は楽しいです。またそういう言葉が見つかりましたらこのブログで紹介していきたいと思います。