私は小学生の頃から『図画工作』が苦手。
特に”絵”がどうしてもうまく描けない。
その頃から『どうすれば上手く描けるのか?』と悩んでいます。
小学校・中学校・高校までは、下手でもどうにかやっていけました。
それは私のキャラクターの一つなんだ、と割り切ることもできました。
ですが、現在の職業に就いてからは、そうも言ってられなくなりました。
現場で不具合箇所があれば、写真とマンガ(この場合の”マンガ”はスケッチのことです)を描いてこい、と言われます。
写真はデジカメがあるので、全く問題なく撮れます。
デジカメが普及する前は、大変でした。フィルムを使ったカメラしか無く、写真を撮った後、現像できるまで半日〜3日ほどかかります。その間に現場は容赦なく進むので、証拠写真を撮ったにもかかわらず、ピントがズレていたり、トンチンカンな場所の写真を撮っていて、取り返しのつかない状況になったり。
その時代の事を考えると、デジカメの偉大さが身にしみます。
カメラの進歩に比べて、スケッチの進歩は全くといっていいほどありません。
どうしても書き手のセンスが問われます。
私はどうしてもセンスがないのか、描いても描いてもうまくならない。
マンガ(スケッチ)の上手な人に何度か聞いてみたことがあります。どうすれば上手に描けるのか、と。
この問に、マンガ(スケッチ)の上手な人は必ずといっていいほどこう言います。
「見たままを描けばいいんですよ」と。
はぁ、見たまま描いてるんやけどね、上手くならんのよ。
頭ではイメージできても、絵に反映されないもどかしさがあります。
こんな事も言われます。
「マンガ(スケッチ)は慣れですよ。回数を描けばうまくなります。」
う〜ん、半世紀以上生きてきて、それなりの回数描いてきてるんやけどいなぁ。
進歩が感じられないんよね。
マンガやスケッチが上手い人の特徴は、『左利き』の人が多いですね。これは私の経験上の統計なんですが、芸術肌の人は『左利き』の人が多いです。
また、マンガ(スケッチ)の下手な人の特徴は、動物を描かせると、どれも同じ動物、それもこの世に存在しない体型や特徴の動物を描きます。
首がなかったり、手足のバランスが悪かったり。
テレビ番組の『アメトーーク』で、絵心ない芸人の方たちの絵を見ると、自分の描いた絵のように思えて、親近感がわきます。
ブログにも私の描いた絵をアップしたいな、という欲求はありますが、今の絵ではとても人前に出せるような絵ではありません。犯罪級の下手さなんで。
今は仕事上でスケッチを描かなければならない状況になったとき、後輩にその業務を回せる立場になったので、なんとかやっていけています。
仕事をリタイアしたあかつきには、絵画にも挑戦したいな、という静かな野望を持っています。