私は鉄道に関してあまり知識もなく、普段の足としてしか認識していません。
ですので、今回の記事は『一乗客』目線での記事となります。
専門的な事もありませんし、記憶に頼るところもありますので、間違っていることもあるかもしれません。ご容赦ください。
先日、ラジオでパーソナリティーが
「昔は改札で駅員さんが切符を切っていた」
という事を言っていました。
あぁ、たしかにそうやったなぁ、と思いましたので、そのへんの事を少し。
物心ついてから初めて電車に乗った時、まだ幼稚園くらいだったと思いますが、親と一緒に電車に乗ったことを記憶しています。
その時に、やっぱり子供ですから好奇心旺盛で、切符を持ちたかったし、切符を持って改札を通りたかった。
改札は今のように『改札機』ではなく、駅員さんが入れるほどのブースに駅員さんが立っていて、片手に『切符を切るペンチのような物(改札鋏?)』を持っていて、乗客は駅員さんに切符を手渡して切符に切り込みを入れてもらう、というスタイルでした。
駅員さんによっては、その改札鋏をリズミカルにカチカチと音をさせて、切符を切っていました。
子供のことですので、どうしてもその『切符を切ってもらう行為』をしてほしくて、切符を渡した記憶があります。
小学生になってもそのスタイルは続いており、少し知恵のついたわたしは親に
「通勤客の多い時に駅員さんは一枚一枚確認できてるんかな?」
と聞きました。
親は
「たまにキセルが見つかってる人もおるし、確認できてるんちゃうか?」
という返事してきて、駅員さんがスーパーマンのように思えたもんでした。
その後、改札鋏が鋏ではなくなりスタンプ式の物に変わり(この辺が記憶が曖昧で、スタンプをしてもらったような記憶があるんです)、現在の前身の『自動改札機』が導入されました。
初めて『自動改札機』を通るときは非常に緊張しました。
切符を投入すると、えらい勢いで吸い込まれて、余韻に浸るまもなく少し先で切符が『はよ取って〜』という感じで待ち受けていました。
思わず「おぉ〜」と感嘆の声をあげたもんです。
その自動改札機も進化を続け、磁気カード(テレフォンカードのような物)を通せるようになったり、定期券も当然使用できますし、ついには非接触型のカード用の自動改札機も登場しました。(現在の自動改札機がそれになりますかね)
改札だけではなく、駅のホームも進化しています。
駅のホームに設置されているベンチも、以前は線路に向かって座るタイプでしたが、今はそのベンチが90度回転した形(線路に平行に座る感じ)になりました。
ホームドアも設置が進んでいて、事故防止策がどんどん進んでいます。
進んでいるんですが、駅員さんは減少しているように感じます。
平日昼間には『無人駅』になるという駅も増えていると聞きます。
普段何気なく利用している鉄道も、便利に安全になるように進化を遂げてるんですねぇ。