日々の雑感!他愛のない内容のブログ

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ヒヤリ・ハットは効果があるの?

皆さんは『ヒヤリ・ハット』という言葉を御存知だろうか?

私は、現在の会社に就職するまで『ヒヤリ・ハット』という言葉を知りませんでした。

 

『ヒヤリ・ハット』とは、職場や作業現場で、仕事中にヒヤリとした事故や災害の一歩手前の事例のこと。

例えば、安全通路内に仮置されていた荷物に気づかずに、つまずいてこけてしまいそうになった、という感じ。

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ハットも一緒ですね。仕事中に(事故や災害につながるような)ハットした事例のことを言います。

それに対して、自分はこういう対策をします、という欄もあり、それらを書くことにより、安全意識を高く持とう、という効果を狙っていると思われます。

 

私が本社業務でそういう現場に行くと、毎月『ヒヤリ・ハット』を2件提出しなさい、と言われます。実際に自分が体験したこと、他の人の起こしたヒヤリ・ハットを目撃したこと、それ以外で自分の想定(想像)というジャンル分けがあり、たいていは想定でヒヤリ・ハットを書くことになります。

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これがまた想定で書こうとすると、なかなか出てきません。最初の1ヶ月、2ヶ月は出てきますが、それ以降はなかなか出てこない。

だいたいヒヤリとする事や、ハッとすることなんて実際には体験することが少ないですし、毎月2回もヒヤリやハットすることがある職場ってどうなん?って思います。

VOICE レーザー墨出し器

 

ただでさえ安全にはうるさい万全の対策をしている現場で、想定でも思いつかない。

 

ようやく絞り出した『ヒヤリ・ハット』の事例は、大概周りの同僚とかぶってきます。

”提出しろ”という立場の人達は、「想定でヒヤリ・ハットの事例が出てこないやつは安全意識が低いからや」とかなんとか言います。

確かにそれは一理あると思います。自分の周囲をしっかりと確認して、常に危険の元は無いか、と気を張っていれば、なにがしかの『ヒヤリ・ハット』は存在していると思います。でも、仕事を一生懸命していたら、そんなにしょっちゅう周囲の確認なんて出来ませんし、周囲の確認ばかりをしていたら仕事が進みません。

まぁ、そのバランスが大事なんでしょうけどね。

 

ホントに体験したり目撃した『ヒヤリ・ハット』は説得力がありますし、効果はあると思います。

しかしながら、毎月提出される『ヒヤリ・ハット』は”仕方なく”書いて提出されるものですから、果たして効果があるのかどうか?

ノルマを達成するための『ヒヤリ・ハット』、効果があるとは到底思われません。

仕事で怪我したり病気になるのは論外ですから、『ヒヤリ・ハット』をうまく活用して、安全に健康な職場にしたいものです。