色にはそれぞれ名前が付いています。まぁ当然なんですが。
単色なら分かりやすいし、私も理解できているつもりでいます。
私の『色の名前』の基本は『色鉛筆12色入り』。
赤だとか青、黄色などを駆使して会話をします。
例えば空の色なんかを表現する際は
「今日の空の色は、薄い水色」とか「ちょっと青が濃いかなぁ」という具合。
中間色と言うんでしょうか、単色では表せない色の呼び名に対する知識が不足しています。
ピンクや水色、紫などは中間色になるのかな?それくらいは分かります。
その程度の知識で55年間、あまり苦労したことがありませんでした。
仕事でAutoCADを使うようになってから『マゼンダ、シアン』という色も覚えました。
それが約20年ほど前だったでしょうか。そんな色の名前あるんや、と感心した事を覚えています。
先日、同僚と話をしていた時に恥ずかしい思いをしてしまいました。
30年来の同僚(男)と、私の事を慕ってくれている女子社員の3人で、仕事の合間に雑談をしていたときのこと。
ファッションの話になり、同僚と女子社員の間で話が盛り上がっていました。
というのも、私はファッションに全く興味がなく(というか、ほとんど服を買ったことがない)ので、なかなか話の中に入れずにいました。
会話の中で「カーキ色の・・・・・・」という会話がありました。
私は『カーキ色』という言葉を知りませんでした。正確には『カーキ色』がどういう色なのか知りませんでした。
で、話に入れなかったのが寂しかったのか、会話に入る糸口を見つけた!とばかりに『カーキ色』を端緒に会話に入ろうと、「カーキ色って秋らしいよな」と知ったかぶりをして話に入ります。
すると同僚も女子社員も『???』な顔をしています。
『ん?ちょっとこれはヤバいか?』
と空気を読んで頭の中は取り繕う言葉を探してぐ~るぐる。
で、辿り着いた取り繕う言葉がこれ。
「カーキ色って柿色ちゃうん」
同僚は
「いやいやいや、本気で言ってる?柿色なわけ無いやん」
女子社員は
「びだくんさん・・・・・・」
私の事を慕ってくれていて、尊敬までしてくれている彼女にしてみたら、カーキ色を知らないなんて、って事だったんでしょう。掛ける言葉がないって感じでした。
恥を忍んでよくよく聞いてみると『カーキ色』って柿色じゃなくて、暗い緑色ってことだそうです。
あぁ、知らなかった。多分他にも知らない色の名前、たくさんあると思う。
和名ならばある程度想像できるので、困ることはないんですが、横文字になるとわからない色の名前があると思います。
知ったかぶりはダメですね。ホントに久しぶりに恥ずかしい思いをし、赤面しました。