先日、健康診断に行ってきました。
毎年のことながら、健康診断に行くのは億劫になります。
自宅は京都ですが、会社(本社)が大阪にあるので、健康診断は大阪市内まで受けにいかないといけないのが主要因。
会社の担当者は、本人の承諾なしに勝手に朝一の時間に予約を取ってくれるもんですから、予約の変更をしなければいけない、という一手間も加わります。
その担当者に何度言っても結果は同じ。毎年朝の8時30分に予約、という状態で検査キットが届きます。
健康診断は清潔感あふれる綺麗なところで、流れ作業のように、ほぼ待ち時間なく検査を終えていきます。
どの検査も毎年同じ機器で、同じ手順で進んでいくのですが、先日の健康診断では、視力検査に関して不思議に感じた事がありました。
視力検査の変遷(私の経験だけを元に見ていきます)
20年ほど前まで
視力検査と聞いて直ぐに思い出すのが、しゃもじのような物を片目にあてて、片方ずつ視力を検査する、という方法。(ちなみに、しゃもじのような物は”遮眼子(しゃがんし)というらしいです)
かなり長い間お世話になったので、この方法が馴染んでいます。
メガネをかけてこの遮眼子を使うと、違和感ありありでした。
10年ほど前から
機械を覗き込むタイプの視力検査が出始めました。
初期は機械を覗き込んで、機械で片方を塞いで(黒くなって見えなくなる)、検査を受ける物は両眼を開けて検査を受ける、というスタイル。
これだと遮眼子を眼に強く押し当てすぎて、ぼやけて見える、という事態は回避できます。大きく検査手法が変わったので、驚きが大きかったことを覚えています。
先日の視力検査
やはり機械を覗き込むタイプの物だったのですが、最初から最後まで『片方を塞ぐ』という事がありませんでした。終始両眼を開けて、裸眼・矯正視力を測定しました。
健康診断のときにはあまり何も感じることなく、視力検査を終えて、流れ作業の流れに飲み込まれて健康診断を終えました。
家に帰ってから、視力検査の結果を思い出して、『裸眼で0.1と0.1、矯正で1.2と0.8やったなぁ』と思い返していたら、ふと”あれ?ずっと両眼を開けて何も遮蔽するような物は出てこなかったな、と不思議な気分にかられました。
どのようなシステムで両眼を開けたまま、片方の視力を測れるんだろう。
確かに同じような事を裸眼と矯正で2回ずつしたけど、なんだか不思議だ。
おそらく片方の眼にはぼやかすような細工がされるんだろうけど、ホントに何の違和感もなくそれができるなんて、すごいの一言。
最後に
健康診断の機器ってあまりかわりばえしない物が多い中、今回は視力検査の機械の進化を感じました。
聴力検査・心電図・バリウムなどは、もしかしたらこちらが分からないだけで、ひょっとしたら目覚ましい進化があるのかもしれませんね。
健康は大事ですから、億劫がらずに健康診断はすすんで受けにいこうと思います。