先日、いつものカーディーラーへ車の12ヶ月点検に行ってきました。
そのカーディーラーは、私が勤めていたディーラーで、いつも行くのはその時の先輩のいる営業所に行きます。
先輩が異動になれば、その異動先まで行く、という事を30年ほど続けています。
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いつも先輩は忙しい中、私と娘の話し相手になってくれて、帰り際には娘にお土産を持たせてくれます。(娘の都合が合えば、いつも娘はついて来ます)
その日も娘を乗せて先輩のいる営業所へ行きました。
すると先輩の姿が見えません。
まぁ忙しくて事務所内にいないのだろう、とショールーム内のテーブルに座っていたんです。
しばらくすると先輩が姿を現しました。
その姿を見てちょっと驚きました。
先輩はいつもの制服姿ではなく、私服だったから。
「あれ?今日は休みですか?」
と問うと
「実は今日休みやねん。今は守口の営業所で車の配送の仕事をしてるねん」
と、私にとっては寝耳に水な言葉が。
先輩はもうすぐ60歳で、現場からは外されて裏方仕事を命じられたそう。
そのカーディーラーでは、60歳以降はそういうルートを辿るようです。
これまでずっと変わらず『先輩・後輩』の関係でいて、いつまでも20代の頃の気持ちで付き合ってきたので、時の流れを感じてしまいました。
あぁ、確かに時を重ねてきたんだなぁ、と。
それだけでも『しんみり』するのに、先輩から衝撃の話を聞きました。
私が在籍していた頃にさんざんお世話になった、当時の班長だった方が、今月の4日に癌で他界した、という話です。
見た目も行動も、どこからどう見てもヤ◯ザに見える班長でしたが、部下の面倒見はよくて、自分の仕事を後回しにして、部下たちがなるべく早く帰れるように仕事を回してくれました。
私はそんな班長を尊敬し、真剣に住み込みで『一人前の整備士』になれるよう、仕込んでもらおうか、と思ったほどでした。
どこの癌かまでは聞けませんでしたが、なくなる直前まで仕事に来ていたそうです。
抗がん剤で体がしんどいのに、ヘロヘロになりながらも仕事をしていたそう。
ホントに頭が下がります。享年63歳だったそうです。
この二人の先輩については、以前にブログ記事にしていました。
ほんとに尊敬できる先輩方です。
そんな話をして、時の流れを感じずにはいられませんでした。
私も体の変調を感じて、医者通いをしています。
体を大事にしなければ、と気持ちを新たにしました。