私が高校生の頃の事。
毎週土曜日は半日で授業が終わるので、毎週土曜日は友人と昼ごはんを食べる、というのが習慣化していました。
昼ごはんのメニューは、
・モスバーガー
・中華料理屋さん
・弁当屋さん
・喫茶店
・お好み焼き屋さん
他、いろんなお店に行っていました。
女子を誘って行く場合は、決まって喫茶店に行っていました。
その理由は、私達の昼ごはんを食べる店の中で、その喫茶店が一番オシャレだったから。
私は、その喫茶店でのメニューの中で一番のお気に入りが『イタリアンスパゲティ・セット』でした。
今ではこの『イタリアンスパゲティ』というのがマイノリティで、一般的には『ナポリタン』と呼ばれているそうです。
『ナポリタン』という、ということを知ったのがかなりの大人になってからだったように思います。
私が住んでいた地域は(おそらくですが)『イタリアン』と呼んでいました。
大阪の守口市・門真市は少なくとも『イタリアン』でした。
なんせオシャレな喫茶店が『イタリアンスパゲティ・セット』と堂々とメニューに出していましたもん。
なんにも疑うことなく『イタリアンスパゲティ』で通していましたが、京都に来てから嫁と食事に行ったときくらいから『ナポリタン』なんだと知ることになりました。
最初、ナポリタンがイタリアンと同一なんだ、という事が信じられませんでした。
しかし、店で『ナポリタン』を注文すると『イタリアン』が出てくるのを目の当たりにして、『どうやらナポリタンはイタリアンと同じなんや』という結論に。
『イタリアンスパゲティ』と言っていたのは、地域的なものなのか年代的なものなのか分かりかねますが、私は未だに『ナポリタン』を見ると咄嗟に『イタリアン』と思ってしまいます。
更には、今でも人前で『ナポリタン』と言った事がありません。
妙なこだわりがあるんですね、私には。
あぁ、イタリアンスパゲティが食べたくなってきました。