英語を喋りたいと思ったキッカケ
今回は【お題】の力を借ります。
私は英語が苦手です。
そんな私が『英語を喋りたい』と思ったキッカケがあります。
それはベタに『海外旅行』に行って、海外の方と話がしたかった、という理由。
初めて行ったのはオーストラリア。もちろん旅行社のツアーです。
観光地を周り、異文化に触れたりして、非常に楽しい旅行でしたが、周囲は同じツアー客の方がかたまり、周囲は『小さな日本』がオーストラリアを移動している感じ。
ガイドさんを見失わないように、観光地では時間に遅れないように、とそんな事ばかり考えていて、英語の聞き取りも出来ず、現地の方とコミュニケーションをとることも出来ませんでした。
オプショナルツアーもガイドの方は日本人の方で、まぁそれはそれで心強いのですが、何か物足りなさを感じていました。
物足りなさを感じながらも、自由時間には言葉が通じないことにビクビクする、という矛盾する行動だったことを覚えています。
嫁と子供は、私と同じように英語はダメなのに、私を頼ってくるのもストレスでした。
英語が喋れないのに、自由時間に靴屋に行って、スニーカーを買っていたんです。私じゃないですよ、子供がね、ちょうどエアージョーダンなんかが流行ってたのかな?そんな靴がほしいって。
そしたら案の定『靴の試し履き』をしますよね。自分で言えばいいのに、言えないもんだから嫁に助けを求め、嫁は私に言ってきます。「25が良いんやって」と。
そんなん、誰が店員に言うん?サイズが25cmって、そもそも外国でサイズは25cmで通じるんか?フィートとかヤードちゃうん、とオロオロ。
男はダメですね。オロオロするばかりで行動に移せません。
そんな私を見て嫁は店員さんに身振り手振りで靴のサイズ違いを持ってきてもらってました。
これが『英語を喋りたい』という気持ちになった最初の出来事です。
それから数年後に、香港に行きました。返還前の活気のある時です。
香港の活気あふれる人々に、圧倒されながらも、観光地で楽しみ、食を楽しみ、マカオにも行って、とても楽しい旅行でした。
香港でも『自由時間』というものがありました。香港では自由時間が少なかったのかな?ゲームセンターに行った記憶があります。
そこで嫁がお札を私に渡してきて
「半分ゲームコインに変えてきて」
と非常に高難度の司令が言い渡されました。
仕方なく、ゲームセンターの店員さん(高校生くらい)に
「ハーフ、ゲームコイン。ハーフ、キャッシュバック」
と、私の知識を総動員した言葉で伝えます。私の頭の中では『半分ゲームコインにして、半分はお釣りとして現金ね』という感じでした。
店員さんは
「・・・・・。OK」
と、言って何やらゴソゴソしだしました。
私は『ヤッター!通じたやん』と喜び、店員が私の手にゲームコインをジャラジャラと渡してきました。
やけにゲームコインが多いな、と思いながら受け取っていると、ゲームコインを渡し終えた店員がニコッと微笑みました。
その微笑みで全てを悟りました。あぁ、やっぱり通じてへんかったか、と。
打ちひしがれた気分で嫁にゲームコインを手渡すと
「半分だけって言うたやん。なんで全部交換してくるん!!」
と怒りモード。私自身の不甲斐なさと、嫁の言葉にイライラすることになりました。
それが『英語を喋りたい』という気持ちが固まった瞬間でした。
今では海外旅行にはあまり興味が湧きませんが、贔屓にしているラグビーチームの外国人選手たちと英語で会話をしたいなぁ、と思ったりしています。
でも、電車などで英語の案内を聞いていてもちんぷんかんぷんなので、私には英語のセンスが無いんやろなぁ、と思っています。
宝くじが当たったら真っ先に英会話教室に行く予定です。