在宅勤務中は体力維持のためにウォーキングをするように心がけています。
ウォーキングを始めた頃は、娘と一緒に歩いていました。
ウォーキングコースは起伏の少ない平坦なコースです。
ゴールデンウィークを挟むと、娘はウォーキングに付き合ってくれなくなり、一人で歩き出しました。
平坦な道ばかりで面白くないなぁ、と思っていましたが、ふと『山の方に行ってみよう』と思い立ち、大吉山に初めて登ってみました。
市街地から数分で緑に囲まれた場所に行けることに感動し、それ以降のウォーキングコースは『山登りコース』となりました。
今回はその『山登りコース』を紹介したいと思います。
『山登りコース』の起点は、京阪電車 宇治駅です。
駅前ロータリーの信号で目につくのがお茶屋さん。
看板が見えているのは駿河屋さん。
その道向かいにあるのが通圓さん。(通圓さんの横を宇治川が流れています)
どちらのお茶屋さんも歴史のある超有名店です。
名物は、茶団子・水無月・抹茶ソフトクリーム等々。
私のオススメは抹茶ソフトです。(最近は価格がお高くなってきました)
それらの店の間の道を歩いていきます。
少し歩くと分岐があります。
正面の建物の左の細い道へ歩を進めます。
ここらあたりから少し上り坂。
住宅地を少し歩くと最初に宇治神社が見えます。
そのまま道なりに歩くと、世界文化遺産の宇治上神社に出ます。
風情のある石畳です。
毎朝、作務衣を着た方が掃除をしています。
ですので、ゴミはほとんど見当たりません。落ち葉さえも。
このまま道なりに石畳を歩くと右手に、大吉山(仏徳山)登山道入口に着きます。
細い石畳から急に開けた場所に出るので、すぐにわかると思います。
ここまで、京阪電車 宇治駅〜大吉山登山口までの所要時間は、約10分程度。
体があたたまるくらいの運動量ですね。
大吉山の頂上まではゆっくり歩いても20分〜30分程度です。
山道もほどよく手入れがされていて、歩きやすいです。
緑の中を歩いていると、心が落ち着きますよね。
私は結構なスピードで登りますので、中腹くらいからは息が上がっています。
休憩したいなぁ、と思う頃に大吉山展望台に着きます。
ここは山頂ではありません。
大概の人はここで休憩されます。私も例外ではなく休憩します。が、人見知りするので少し離れた場所で休憩します。
この展望台の東屋には必ず誰かがいます。今まで約10日、無人の東屋を見たことがありません。見晴らしもいいし、落ち着くんですかね。
休憩後は山頂目指して歩きだします。
写真左の階段を登っていくと、目指す山頂に行きます。
右は登山道が続きます。
階段は長くもなく短くもなく、ほどよい段数で山頂到着。
三角点。
多分、人生初の三角点です。
周りの石積みは何か意味があるのでしょうか。通り過ぎるたびいつも疑問に感じながら歩いています。
来た道を引き返さず、そのまま三角点を通り過ぎ、道なりに進んで行くと下りの階段があり、その階段を降りると登山道に合流します。
登山道合流後、下りを歩いていくと朝日山観音堂への分岐に出ます。
わかりやすく行き先表示も立ててくれています。
ここからは道が険しくなります。と言っても、大吉山の登山道が緩やかなのでそう感じるだけかもしれません。勾配は急になり、道も足場は悪くなります。道幅も狭くなります。こんな感じです。
ただ、距離はそんなにありません。
大吉山山頂〜朝日山観音へは10分程度でしょうか。
頑張って歩くと朝日山観音堂に出ます。
お堂の中には『観音菩薩様』が祀られています。
いつもここで菩薩様に手を合わせています。
この朝日山観音堂のそばに、菟道稚郎皇子之墓があります。
読みは『うじのわきいらつこ』のようです。
どうも応神天皇の皇子だったらしいです。
また、近くには石積みが。(ホントにこの石積みの名称はなんなんだろう)
こちらの石積みの中央には『菟』が置いてあります。
菟道にちなんで、なんでしょうか。
朝日山観音には展望台もありますが、大吉山展望台とあまり代わり映えしない(と私は思う)ので、軽く眺めてウォーキング再開。
今度は来た道を引き返すしかなく、行き先表示の所まででて、少し大吉山の方へ戻る形に。
10〜20m程度歩くと分岐点があります。
右に行くと大吉山に戻るコース。左に行くと興聖寺に向かうコース。
ここは興聖寺に向かうコースへ。山を下ります。
自然の山道を歩いて森林浴をしながら汗をかけるなんて、なんて幸せなんだ、と感じながら下ると興聖寺に到着。
この門、独特の形ですね。紅葉の季節になると美しい景色が見られます。
私のオススメの写真スポットは、この門を入って(現在は入るのに拝観料がいるようです)、門の枠を利用して(門を額縁のように利用して)紅葉を撮ると、それはそれは美しい写真になります。
その紅葉が続く長い参道はこちら。
この木々が紅葉した際は見事な景色になります。
この写真の周囲を山門で埋めてしまえば、いい写真が撮れますよ。
この参道を下ると宇治川沿いに出ます。そこを右に折れて歩いていくと、
宇治神社の鳥居を右に見ながら、京阪電車 宇治駅にたどり着きます。
私はウォーキング目的で歩きますので、所要時間は1時間ほど。
観光で来られるのでしたら、ゆっくりと森林浴しながら歴史を感じて歩いて2〜3時間ほどでしょうか。
私のウォーキングコース①と合わせて、ほぼ1日の宇治観光が出来ます。
宇治市中心部の他にも三室戸寺や黄檗山萬福寺など、見どころは満載です。
新型コロナウイルスが終息しましたら、ぜひ宇治にもお越しください。