今日からゴールデンウィーク。
私も今日から5月5日まで休みです。
しかし、緊急事態宣言発出中なので、遊びに行く予定はありません。
今朝、ワイドショー番組を見ていたら、面白いやり取りがありました。
その番組は羽鳥慎一さんが司会をされていました。
私はあまりテレビをまじまじと見ることはしません。
いつもラジオ代わりにつけている、という状態です。
今日は、昨日までの疲れが残っていたので、ボーッっとテレビを見ていました。
面白かったのは、コメンテーター同士が『オリンピック』について意見を言っていたときのことでした。
出演していたコメンテーター(評論家)は、田崎史郎さん。
意見を戦わせていたのはテレビ朝日社員の玉川徹さん。
オリンピックと新型コロナウイルスの関係性で、なぜそこまでオリンピックを開催しようとするのか、国民の命を守るのが優先するべき事なのではないか、というような事を玉川さんが言っていたと思います。
そのことに関して、田崎さんが反論(反論しているふうに見えました)する、という形で話題は進んで行きます。
玉川さんが、オリンピックを開催するなら、どのくらいの新規感染者数になれば開催する、というような『数字』を示せばいい、といえば、田崎さんは『数字を出してしまうとそれに囚われてします』と応酬。
政府はいつも総合的に判断というけれども、総合的の中身が見えてこない。
数字を示したほうがわかりやすい。総合的ってどういうことなのか?田崎さん。
と玉川さんが言うと、それは数字で表せないいろんな判断があるんですよ、と田崎さんは答えるが、聞いていてどうにも田崎さんの答えは苦しい。
というか、なぜ田崎さんは政府のすることをことごとく肯定し、言い訳をしているんだろう、と疑問になってきました。
その田崎さんの姿を見て、私は『官房長官』に見えてきました。
(悪意はありません。ホントにそう感じてしまいました)
それ以降、その意見の応酬の際に田崎さんを見ると『田崎官房長』という目で見てしまっていました。
そして、玉川さんが
「オリンピックをどうしても開催したいっていう裏には政治的な何かがあるんじゃないか?秋の選挙に影響が大きいから。若しくはお金の事が絡んでいるんじゃないか、と考えざるを得ない」
と、私も思っていたことを玉川さんは言ってくれました。
それに対して田崎さんは
「それは『下衆の勘ぐり』です」
と返しました。
えっ!?ちょっと核心をついたら逆ギレのような態度をとって、それでコメンテーターです、ってテレビに出ていいんか?と感じました。
私ならそんな事を言われると、怒りに任せて言葉を発したと思うのですが、玉川さんはさすがです。
「田崎さんから見たら私は『下衆』なんですね。でも政治評論家なら答えてくださいよ」
と冷静に田崎さんに投げました。すると
「私は自分から”政治評論家”と言ったことはありません」
と、なんとも中学生レベルの返答。
「あぁ、そうですか。じゃぁジャーナリストでいいですよ。答えてください」
と、玉川さんはあくまで冷静。
これらのやり取り。非常に楽しく見てしまいました。
『田崎官房長』、見た目は感じの良いおじいさんなのに、結構辛辣な事を言うんだなぁ、と思ったり、玉川さんの言うことは共感できるところもあるなあ、と思ったり。
イメージでは、田崎さんが冷静で玉川さんが感情的、というイメージを持っていましたが、どうやら逆のようですね。
話の内容はともかく、この二人相当仲が悪いんじゃないかなぁ、と感じました。
二人の掛け合いは面白かったです。
このゴールデンウィーク、朝のワイドショーを見るのが楽しみになりました。