私の母親は現在78歳。
3年ほど前からスマートフォンを使っています。
70歳後半からスマートフォンを使いだすと、わからないことばかり、というのは理解できます。しかし、そのわからないことを私に聞いてくる際に、説明が下手なため理解に苦しむことがしばしば。
今回はそのへんのことを書いていきたいと思います。
母がスマートフォンを使う事になったキッカケ
以前から私や嫁がスマートフォンを使っているのを見ていて、使いたそうな感じでした。
そんな状態で、私の娘が高校生になってスマートフォンを使うようになって、さらにその気持が強くなったようでした。
そこで、私がスマートフォンを勧め、母親は背中を押された形でスマートフォンを使うようになりました。
最初は月額使用料の安いYmobileで契約し、ファーウェイのスマホでデビューしたのでした。
カタカナの言い間違いが面白い
スマホを使うようになると、いろんなカタカナ語が出てきます。
母親はどうやらカタカナに弱いようで、かなりの言い間違いがありました。
アブリ(ローマ字で書くとABURI)
どうもアプリ(APURI)と言えないようで、いつもアブリ(ABURI)と言っています。
それとなくアプリと言うんやで、と言うことを指摘するんですが直りません。まぁ、この程度の言い間違いは”言い間違い元”が推定できるので、可愛いものです。
バウンドーロ・ダウンロード
この辺から聞いていて違和感が大きくなってきます。ダウンロード、言えないものですかね?これも推定できます。
インストロール
「このアブリをインストロールして欲しい」と言われると、笑いしか出てきません。
本人は真剣に言っているので、こちらが笑っているとキョトンとするばかり。
アイボン
私と娘がiPhoneの話をしていると、母が横から話に入ってきて「アイボンって良いの?」って話しかけてきました。
今度はこちらがキョトン。しばらく間があって『あぁ、iPhoneの事をアイボンって良い間違えていたんか』と納得。
グロス
母と母の妹(私から見たら叔母さん)とがラインの無料通話で話ししとぃた時の事。
お互い耳が少し遠いせいか声が大きく、叔母の声も丸聞こえ。そこでの話のこと
母「・・・・それでな、グロスが減るから・・・・・」
叔母「そうなんや、う〜ん、ギガ?が減るんかぁ・・・・」
と、これだけ高度な言い間違いをあっさりと解読できる叔母。素晴らしい。
わからないことを質問してくるが意味不明
①母が我が家に遊びに来たときには必ずスマホの操作について聞いてきます。
たいてい『あれ・これ・それ』が多くて、話を聞くのが一苦労。
「あのぉ〜、ほら、これがなこんなんなんねん」
と、何がどうなるかわからんような質問をしてきます。
実際に操作してもらっても、何が聞きたいのかわからない。
なので、
「何が聞きたいん?」
と聞くと、プチ逆ギレを起こして、
「もうええわ」
と、質問を引っ込めます。
本人はそれでいいかもしれませんが、こちらはしっくりしません。ですが、それに固執して追求すると、いい歳した大人同士が親子喧嘩する、というみっともない姿を晒しそうなので、そのままほっときました。
②先日、電話がかかってきました。
母「このバウンドーロしたら、Wi-Fiがどうのこうのって出るんやけどどうするん?」
私「(ダウンロードサイズが大きいんやなぁ)まぁ、ダウンロードせんとほっといたらええんちゃう。」
母「エッ?そのまま?そのままってどうしたらええん?」
はぁ、どうしたらええん?って、そのまま最小化してスワイプしたらタスクが消えるやん、とは言えず、
私「なんのアプリをダウンロードしてんの」
母「そんなんわからん!電源入れるやつや」
?????である。
私が「なんのアプリかもわからんのに、何を言えばいいんや!」
と言った瞬間に電源が切れました。
最低でもなんのアプリかくらいは分かって電話してほしかった。
おわりに
スマホの操作という部分でいうと、私の嫁がどちらかというと母親よりのスキルなので、どうも嫁は母親の質問が分かるようです。
ですので、母親の質問の足らないところの補間を嫁がしてくれると、問題が解決することが多々あります。
現在は母がauに乗り替え、母親と嫁、娘が同じスマートフォンにしたため、機種による違いでわからない、といったことも少なくなりましたが。
娘は私寄りなので、母親の言葉が『宇宙語』に聞こえてしまうよう。
なるべく質問には答えたいと思うんですが、母も私も”いらち”なので、会話をラリー回数が増えれば増えるほど機嫌が悪くなってしまいます。
もう少し私が大人にならないといけませんね。