最近、ニュースでよく『教師の不祥事』が報道されています。
その多くは『わいせつ事案』だと思います。
私が小・中学生の頃の教師(先生)は威厳があったように思います。
悪いことをすれば厳しく叱られ、悩みがあれば何でも相談にのってくれる、頼りになる存在でした。
それから時代は移り変わり、学校の先生は『愛のムチ』が封印され、仕事内容もかなり多岐にわたり、保護者からの相談や苦情等にも対応を迫られて、授業時間が終わってからの方が苦痛だ、という教師もいます。
スマートフォンも普及し、誰でも動画や写真が撮れるようになり、盗撮行為を行う教師も(一部だと思いたいですが)ニュースにで報道されています。
現在と40〜45年前とを比べるのは無理がありそうですが、私の小・中学生の頃にも『問題教師』は存在していました。
1.アルコール中毒の先生
中学校の美術の先生。
授業も『教える』事はほぼしなくて、いつも何かを描かされていました。
ですので、中学校時代の美術の思い出は『落書き』しかありません。
先生の顔は覚えていますが、声を聞いた記憶が無いんです。
いつも小汚い身なりをしていて、目が赤かった先生です。
2.借金先生
小学生の頃、一風変わった先生がいました。
とっつきにくく、話しかけづらい雰囲気の先生。
担任になってもらった事はありませんが、保護者の中では有名だったようです。
というのも、夜に生徒の家に行き、保護者に借金のお願いをして回っているから。
私はまだ小学生だったので、その先生がなぜ保護者に借金のお願いをして回っていたのかは知りませんでしたが、今では『(理由はわからないが)かなり追い込まれた状況やったんやろな』という事だけは分かります。
3.巨人が負けた翌日は人が変わる先生
中学校の社会科の先生。
いつもは饒舌で、話も面白く楽しい授業でした。
ただ、それが毎日続くわけではありません。
ナイターで巨人が負けた翌日は人が変わったように無口になるのです。
機嫌のいい時には、生徒の軽口も懐深く上手く受け流していましたが、巨人が負けた翌日に生徒が軽口を叩こうものなら、100%怒鳴られます。虫の居所が悪ければビンタされることもありました。
4.口より手が先に出る先生
中学校の体育の先生。
些細なことですぐに体罰に訴える先生でした。
例えば、
・上靴でついついグランドを走ってしまった所を見られたとき。
・廊下は右側通行というルールでしたが、左側を歩いてしまったのを見られたとき。
・授業でボールを持ってくるよう指示されたが、少し手間取って時間がかかってしまった時。
等々、今では考えられない理由で『ビンタ・前蹴り・ローキック・ミドルキック』を見舞われることになります。
大半の生徒がその先生に対してビクビクしていました。
と、いろんな問題教師がいました。
しかし、現在と違うのは保護者もある意味『おおらか』に構えていたし、『先生』に対して尊敬があったと思います。
これらの問題教師よりも、良い先生のほうが圧倒的に多かった、というのもあります。
今回紹介したような先生は以ての外ですが、今の保護者は『先生』に対して教師の仕事外の事を求めすぎているような印象があります。(あくまで私個人の印象です)
教師が生徒にもっと情熱を持って接せれるような環境を作っていってあげるのが良いんではないかな、と思ったりします。
問題教師として紹介しましたが、私の印象としては『名物教師』という感じです。