新型コロナウイルスが蔓延してからというものの、外出する事が極端に減りました。
それに伴い、人との接触はおろか、行き交う人を眺めることも少なくなりました。
しかし、オミクロン株の台頭により、人出が増えてきたように思います。
そんな『人出が増えだした』頃に見た事について書いていきます。
1.早朝に『女子高生』の格好をしたおじさん。
デルタ株が落ち着き、オミクロン株が流行するまでの間の、新規感染者が非常に減った頃の話です。
少しの間、大阪本社に通勤していました。
大阪本社に出勤する場合、最寄り駅には6:40頃に着きます。
いつもは寝ぼけ眼で駅に着き、ボーッとしたまま電車に乗るのですが、その日は違いました。
いつものようにボーッと駅に着き、改札前に来た時に、非常に刺激的な光景が目に飛び込んできました。
私の目の前には、あごヒゲの剃り跡が青々しい、私と変わらないくらいの毛深いおじさんが立っていました。
そのおじさんを見て、改札を通ろうと思いましたが、二度見し、私は一歩後退りました。
なぜ後退ったかというと、その毛深いおじさんの服装が『女子高生』だったのです。
ブレザーにスカートを履いて立っていました。
さすがに笑いを堪えるのに苦労し、肩を揺らしながら改札をくぐりました。
なんの意味があったのか、どういう理由でそういう服装をしていたのかは不明です。
2.ランドセルを背負って歩くおじさん
つい最近、郵便物を出そうと、自宅近くのポストへ向かっていた時のこと。
片側1車線の車通りの多い道路に出た時、そのおじさんは歩いていました。
見たところ畳職人の風貌の、角刈りのゴマ塩頭で、いかつい外見のおじさんです。
私は赤信号で信号待ちをしていたんですが、そのゴマ塩おじさんは青信号を進んできます。
私の目の前を通り過ぎる形で歩いていたのですが、何気なくおじさんを見ていて、その光景に驚いて二度見してしまいました。
ガタイの良いおじさんの背中にはランドセル、それも色は『パープル』。
ランドセルですから、ガタイの良いおじさんには少し小さく、ピッタリと背中に張り付いていました。
『な、な、なんで?なんでランドセル?』
『ツッコんでほしいんかな?何も言わずにスルーしてしまうと、おじさん残念がるかな?』などと、他愛のない事を考えながら、ゴマ塩おじさんとパープルのランドセルを見送りました。
今回紹介したお二方とも、どういう理由でそういう格好をしていたのかは不明です。
ですが、私には『ツッコミ待ち』にしか見えませんでした。
『見かけ』と『格好』のギャップがものすごく『違和感』でしかなく、その後の彼らの行動が非常に気になりました。
なかなか『二度見』する事はありませんが、田舎町でなかなか見られない光景に、短期間で二度も『二度見』する経験をしました。