職場でいつも仕事をお願いしている会社の方たち。
職人の集まりなのですが、どなたも70歳前後。
私が図面を書いて、その図面を元に物を作ってもらう、という流れで仕事をしてもらっている。
私は53歳。職人の方たちは70歳前後。当然職人さんたちを敬う気持ちでいつも仕事をしています。
この職人の方々、いつも同じような図面を元に物を作ってもらうんですが、電卓も持たず、測量機器の使い方も仕事の流れも覚えない・学習しない。
職人さんの経歴は、
社長:家の解体等の仕事をしていた。
大工:文字通り大工仕事をメインにしていた。
溶接屋:鉄の溶接をしていた。
私のお願いする仕事は、3人の経歴の仕事をことごとくかする内容になっています。
測量機器を使う⇒3人共使えない。何度やっても仕事の流れを覚えない。
単管組(架台設置)⇒長さを揃えるということをしない。真っ直ぐに立てれない。
木材のカット等⇒大工さんが率先してやってくれる。他二人は上手くない。
配管工事⇒3人共あまり上手じゃない。
左官工事⇒3人共上手くない。その割に上達しようとする意識が乏しい。
こんな感じの方々。いつも私が仕事をコントロールすることになります。
(本来は図面を渡して、職人さんに任せておく、という事になるのですが、この3人の職人さんは私ありきで仕事を段取りします)
私を頼りにしてくれるのはいいのですが、この方々、昔気質の職人さんですから、言うことを聞かない。聞かないもんだから私がだんだん喋り方に熱が入ってきて、怒ったような口調になってしまう。
結果、ぎくしゃくした雰囲気になる、というのを繰り返します。
1日のうちにこのサイクルを4回繰り返すことになります。
朝イチで職人さんの作業のダメ出し⇒言うことを聞かなくなる⇒私が怒った口調になる⇒みんな無口になる・・・・・・⇒休憩、の繰り返し。
また、3人の職人さんたちのチームワークがバラバラなのもいただけない。
一人は”寸法を測定する”一人は”片付けをする”一人は”木材をカットする”と、三者三様の事をやりだす。
実際に私が出した指示は、この図面のこのラインを、測量機器を使って地面にマーキングしてください、でした。
その作業には片付けも木材のカットも登場しません。私が測量機器を使いだそうとするのを待っているんですよね。
私もそれが分かっているから、なかなか測量機器の前に立ちません。天の邪鬼ですからね。
しかし、職人の頑なさには負けてしまいます。残念ながら。
どうせ根負けするのは分かっているんですから、最初から測量機器の前に立てばいいのに、と自分でも思います。しかし、業務をお願いする際に、測量業務も含めて発注しているので、私の工賃は全く出ないので、職人さんたちだけでやってほしいわけですよ。
と言いながら、こういう攻防を10年近く続けています。
私も職人さんも成長が見られませんね。
職人さんにお願いしている仕事が終わるまで、最近では1日の仕事が終わると、ノドが痛くなってしまっています。
納品してもらうまでは辛い日が続きそうです。
※今日、10,000PVを越えました。みなさんありがとうございます。
みなさんとの交流があるからこそ続けてこれています。
ちなみにブログを始めて11ヶ月目での達成です。
これからもよろしくお願いします。