関西の緊急事態宣言も解除され、少しずつ街が動き出しています。
私の勤める会社は、5月末まで在宅勤務とする、という通達があり、後しばらくは我慢しなければなりません。
在宅勤務中、ほぼ欠かさず行っていることがあります。
それは『ウォーキング』。
在宅勤務で体力が落ちることを懸念して、いつ仕事が入っても大丈夫なように、毎朝のウォーキングで体力維持に努めています。
ウォーキングコースは大きく分けて2コース。
起伏の少ないコースと山道コース。
今回は起伏の少ないコースの紹介です。
まずはここから。
テレビ番組でも『宇治』を紹介するときは、ここから始まります。
手前の像は紫式部。バックは宇治橋です。
宇治は源氏物語〜宇治十帖の舞台です。
宇治橋は1996年に架け替えられてキレイになりました。それ以前の宇治橋は小汚かった味のある佇まいをしていました。
宇治橋を渡り京阪宇治駅の駅前ロータリーへ。
そこから宇治川の右岸側の道を上流へ歩きます。
すると朝霧橋が出てきます。
赤い欄干が目を引きます。
朝霧橋の右岸側は宇治神社の鳥居があり、風情があります。
この写真は朝霧橋を渡り、塔の島(宇治川の中洲のようになったところ)から撮影しています。
塔の島へ渡ると、海鵜たちに出会えます。
宇治では鵜飼をやっているんですよ。
あまり知られていませんが。
全国でも珍しい、女性の鵜匠さんもいらっしゃいます。
写真では鵜が1羽しか写っていませんが、5〜10羽くらいはいたと思います。
塔の島から次に平等院の周りを歩きます。
平等院の表通りは商店街になっていて賑やかですが、裏通りになるとこんな小径もあるんですよ。
距離としてはそんなに長くはないんですが、周囲とのギャップがあり、静かですしここを歩くのは楽しみです。
平等院の裏通りから表通りに向かって歩きます。
平等院の入口です。
趣がありますね。さすが世界遺産!
私は30年ほど前に入ったきり。それ以降は入場したことがありません。
自宅近くにあるため、「いつでも行ける」と思うとなかなか足が向かないですね。
ここから平等院通りの商店街を向くとこんな感じです。
外出自粛期間中で、早朝ということもあり、人の姿はまばら。
ここらあたりは休日ともなると観光客の方々でいっぱいになります。
商店街を横道にそれると、こんなオシャレな看板のお店も。
横道にそれながら歩くのって楽しいです。
この商店街を通り抜けるとスタート地点に戻ります。
自然を感じるならここまでのルートが良いですね。
朝霧橋のところで宇治神社〜宇治上神社へ行けばさらに自然を感じることが出来ます。
また、県(あがた)神社や橋姫神社(未婚女性が行くと婚期が遅れるとか)などがあり、歴史を感じることもできます。
ウォーキングコースはさらに続きます。
今度は『宇治橋通り商店街』を通り抜けます。
全長は(私の感覚で)1.2kmくらいかな、と思います。
宇治橋通り商店街の加盟店マップを貼っておきます。
http://www.ujibashi.jp/img/mapdata-20190725.pdf
グルメを楽しみたいのならやっぱり宇治橋通り商店街です。
外出自粛期間中は飲食店の方々も相当大変だったようで、工夫を凝らしてテイクアウトメニューを考え、販売していました。
その名も『崖っぷち弁当』。
中村藤吉本店にある茶房も大変な人気です。
他に飲食店もたくさんあり、昼食なんかはこの宇治橋通り商店街でどうぞ。
otomama3さんが宇治橋通り商店街のお店を紹介してくれています。
ご参考までに。
(私は地元ではありますが、飲食店へはあまり行きません。なんせ観光地価格ですから。)
レンタル着物の店や、有名なピザ屋さん(世界で2位だったか3位だったか)などもあり、楽しめますね。
JR宇治駅を利用される方は、宇治橋通り商店街からになります。
緊急事態宣言中の宇治橋通り商店街の様子。
やはり人が少ないです。
行き交うのはウォーキングをしている人やジョギングをしている人です。
宇治橋通り商店街を通り抜けると、そこからはひたすら市街地を歩き続けて自宅に戻ります。
このコースで約4km。
ウォーキングでは約45分程度ですが、観光で回られると2〜3時間程度でしょうか。
新型コロナウイルスの脅威が無くなった暁には、是非、宇治にも観光でお越しください。
毎年4月には桜まつり、6月は県祭り、10月終わり〜11月初旬にはスタンプラリーが行われ、見どころ満載です。
注意する点は、桜のシーズンが終わった頃〜6月くらいは、川沿いでは『トビケラ』という虫が結構大量に発生します。
虫嫌いの方はそのシーズンを避けたほうが懸命です。
どうしても宇治というと京都市内観光のついで感がありますが、ゆっくり時間をかけて散策すると良いところですよ。