先週から出張に来ています。およそ1ヶ月半の期間。
駅前のビジネスホテルに泊まっていますが、一般的な『駅前』のイメージとは程遠く、寂れた雰囲気で飲食店がほぼない状態で、駅舎は気をつけて見ないと分からないくらいの作り。
そんな場所にあるホテルですから、外見も中身も期待を裏切ることなく『ノスタルジック』感が漂いまくるホテルです。
でも、古臭いから居心地が悪いか、といえばそうでもなく、なんか落ち着きます。
宿泊を伴う出張業務の場合、次の3点が良ければ、気持ちよく仕事をして帰れます。
言い換えれば、その3点のうち1つでも悪いのがあれば、その出張はストレスが溜まる出張と言えます。
1.ホテルで落ち着けるか
2.仕事がスムーズに進むか
3.客先担当者をはじめ、一緒に作業する他会社の人たちがいい人かどうか
1つめの『ホテルで落ち着けるか』
私が経験した過去最悪の宿は、お風呂がかなり汚い宿でした(バスタブは一般家庭のバスタブより少しだけ大きい)。仕事から帰ってきて風呂に入ると、お湯が濁っていて浸かると自分の体が見えない、という状況。張り紙には『お湯の入れ替えはしないでください』と書いてあり、冬の終わりの時期なのに泣く泣くシャワーで済ませた、という事がありました。
またある宿は『口うるさい』宿。
何をするにも『そこには荷物を置かないで』『ご飯食べたらすぐに部屋に戻って』『スリッパは所定の場所にもどして』と、目についたものに口をだされて、仕事から帰ってきてからも安らぐことができませんでした。
2つ目の『仕事がスムーズに進むか』
出張期間は決められています。
その期間内に任された仕事をやりきって帰るのですが、私達の工程に入るまでの前段階の工程で遅れが出ると、私達の仕事をする期間が圧縮され(決して遅れた分を後ろに延ばしてくれません)、後半に残業(それもけっこうな時間)することになり、非常にしんどい出張になります。
自分たちのミスによって、工程が後戻りしてしまい、みんなに迷惑をかけてしまう、という事もあります。その場合は精神的にもかなりまいってしまいます。
3つ目の『客先担当者をはじめ一緒に作業する他会社の人がいい人かどうか』
宿泊出張に出ると、だいたい2週間から一ヶ月半は同じ詰所で仕事をすることになります。
その期間、1日の半分を一緒に過ごすわけですから、担当者や作業者がいい人かどうかは非常に重要になります。
たいていは『いい人達』に囲まれて仕事をしますが、なかにはそうでもない人たちに当たることがあります。
根っからの悪い人っていうのはあまりいませんが、そうでもない人たちって結構いるもんです。
自分の仕事のできなさを人のせいにしたり、仕事がうまくいかないのを他会社の人たちに当たり散らすとか。
今回の出張では、3つ目の要素でハズレを引いてしまいました。
詳しくは書きませんが、着任2日目くらいには『あぁ早く帰りたい』という思いになり、朝起きたときに『嫌や!仕事に行きたくない』という気持ちで目覚めます。
徳島の出張はあと10日ほどなので、なんとか我慢して乗り切ろうと思いますが、乗り切れるんだろうか?
10日後には次の出張先に移動しますので、その担当者からは離れられます。
それまでは『無の境地』で頑張ります。
また、今回の出張では『ホームシック』に似た感情も湧いてきています。
出張前の7月8月は嫁と色んなところへデートに出かけていたので、その時の楽しさが『ホームシック』を加速させている気がします。