昨年末に受けた健康診断で、PSA検査をオプションで受け、そのPSA検査の数値が高くて『要精密検査』のコメントをいただきました。
再検査の予約の電話を入れ、昨日、結構診断を受けた病院に行きました。
予約の電話の際に、
「受診時間の10時間前までに食事は済まして、以降は絶食でお願いします。お茶か水は当日でも飲んでもらっても構いません」
との事だったので、その指示に従います。
私はこの『食事を抜く』という事と、『早起き』が大の苦手。
昨日は、予約時間に関しては余裕のある時間だったので、苦手な『早起き』はしなくて済みましたが、『食事を抜く』事は実施しなければなりません。
朝の時間に余裕がある=食事を抜いている時間が長くなる、ということなので、心配。
案の定、当日は『食事を抜いた』影響で、頭が回らず、足元もおぼつかない感じ。
普段はあまり朝に空腹感を覚えないんですが、こういう時に限って空腹感が主張してくるんですよねぇ。
そして『食べ物』の事を考えないようにしようと思えば思うほど、『昼何食べよ』とか『せっかく大阪に出てきたんやから美味しいもの食べたいなぁ』などと、頭の中は食べ物の事ばかり。
10:45の予約で、10:30に到着。この時点で『空腹によるイライラ』が全開。
どんな再検査なのか、という不安も少しあり、落ち着かない。
待合室でしばし待って、診察室に呼ばれます。
すると、そのイライラ感が吹っ飛ぶような出来事が。
診察してくれる先生は若く、顔を一目見た瞬間
『八嶋智人さんに似てる・・・・』
と思ってしまい、なぜだか知りませんがツボに入ります。
でも、初対面でいきなり顔を見て笑ってしまうと失礼なので、我慢!!
さぁ、そんなことより大事な再検査の話や、と気を取り直し、先生に対峙します。
すると先生は開口一番
「PSAの数値が4.3ですかぁ、たしかに高いですね。」
と、無難な滑り出し。
さぁ、いよいよ再検査の手順の説明か?と身構えると
「ご自宅の近くのクリニックなり総合病院なりで再検査を受けますか?再検査と言っても、もう一度PSA検査を行い、基準値以下なら無罪放免、基準値以上ならさらに検査ということになると思いますが」
と、思いもよらない言葉。
一瞬ぽかんとし、
「ん?今日再検査するんじゃないんですか?」
と聞くと
「ここでも再検査はできますが、今後の事を考えるとご自宅の近くの方がご都合がいいんじゃないか、と思います」
あまりにも想像の斜め上を行く話にうまく答えることが出来ず、空腹も手伝って
「じゃぁ、なんで今日来たんや・・・・」
と、ボソッと呟くと、医師はこれはヤバいと思ったのか
「紹介状を書きますので、これを持っていったら初診料はいらないですから」
と言い訳めいた事を言います。
「初診料はいらんかしらんけど、今日の診察料はいるんやろ?」
とだんだん声のトーンが低くなります。
不穏な空気を感じ取ったのか、看護師さんが診察をしめにかかり
「紹介状を郵送しますので、それを持ってご自宅近くの病院で診察して貰ってください」
と、追い出すような勢いで診察室を出されました。
別に怒っていたわけではないんです。
こんな感じの診察なら、絶食なんか必要ないやん、って思ってしまったのです。
有給休暇を取って、わざわざ大阪まで高い電車賃を使って、高い診察料を取られて、挙げ句に『ご自宅近くの病院で再検査をして』って、これじゃまるで『ぼったくり』やん、と憤ってしまいました。
なんだか狐につままれた感じで帰路につき、食べたいものが決まらないまま、梅田近辺を歩き回り、疲れが出てきたため目についた『天丼専門店』に入り、天丼を食しました。
普段から食べるのが早いんですが、いつもよりもっと早いスピードで食べてしまいました。『ええ歳してがっついてるわ』と思われたんじゃないか、と反省してます。
結局、2月7日に自宅近くの総合病院の予約を取り、そこで再検査を受けることになりました。
最初からそうしとけばよかった、と後悔しきりです。