今日、ネットニュースを見ていたら、こんな記事がありました。
とても興味深く、また私も気をつけていることなので、出勤時間の問題について書いていきたいと思います。
私が社会人になりたての頃(某カーディーラーの整備士)は、就業時間が9:00〜17:00でした。
しかし、出社時間は8:00には来ておかなくてはならず、そこから工場内の清掃・工具の清掃などを行った後、8:30から全体朝礼。8:45から仕事が始まりました。
当然9:00からしか時間はつきません。毎日1時間の時間外労働です。
当時は週休1日だったので、最低でも月に25時間の時間外労働が発生していました。
でも、当時はそれが当たり前の時代。誰も文句を言う者はいませんでした。
時代は移り変わり、現在の仕事に就いてからは、目まぐるしく労働環境が変わってきました。
整備士時代の1時間前出勤は論外ですが、15分前行動も憚られます。それも後輩に対してはとても気を使います。
現職で、私がまだ30代後半の頃は、自ら15分前行動をしていて、集合時間にはいつも1番か2番に集合し、仕事では予定時刻の15分前には仕事の準備をしだして、時間になればすぐに仕事につけるようにしていました。
40代半ばになると、15分前行動に異を唱える後輩たちが出だしました。
後輩たちに強制したわけではなく、15分前行動が身に染み付いてしまっているため、その『15分前行動』が後輩たちに窮屈な思いをさせていたようです。
というのも、私達の業務は出張業務が多く、出張先では同じホテルに泊まり、車に乗って現場に向かいます。
集合時間は余裕を持った時間にしているんですが、その集合時間の15分前には私は集合場所で待っています。その後、バラバラと後輩たちがやってくるのですが、毎朝私が集合場所にいるのを見て、バツが悪そうに挨拶をしてくるのです。
で、後輩から「もう少し時間を遅らせて来てくれませんか?」と要望が出るようになりました。
先輩が一番に集合場所にいると、気を使います。もう少し朝はゆっくりとした気持ちで集合したいんです、と。
それも道理だ、と私はそれ以来、10分前行動に変えました。
どれだけ早く準備が終わっていても、ホテルの部屋を出るのはきっちり10分前。
すると集合場所(だいたいホテルのロビー)には5分前に着く計算です。
『最近の若いやつは・・・』というベテランたちもいますが、若い人たちも、気を遣っているんですね。
『若いやつが先輩を待たすとは何事や』というベテランと、『集合時間に1分前に行けばいいやん』という考えの若手が同じメンバーで行動すると大変です。
どちらもが少しだけ歩み寄れば問題はないのですが、そういう人に限って歩み寄ろうとはしません。頑固者が多いんですよね、ベテランも若手も。
これからは若い人たちの時代になるのですから、彼らがルールを作っていけばいいと思います。
現場の入り時間さえ超えなければ、自分たちでルールを運用していけばいいのです。
ただ、私は『10分前行動』をこれからも守っていくつもりです。
というか、それをやめれる自信がありません。15分前になるとソワソワしてしまいますから。