私は不思議な力は信じない方です。
霊感だとか、宗教だとかは無関心です。
しかし、そんな私が『不思議体験』をした話を2つ、してみたいと思います。
一刀石にふざけて割れ目に挟まって遊んでいたら・・・・
奈良県の柳生の里に『一刀石』という場所があります。
(最近では『鬼滅の刃』の影響で脚光を浴びているようです。私は『鬼滅の刃』は知りません。)
私はよく、この柳生の里にバイクツーリングで訪れ、柳生の里を散策していました。
整備士時代(今から35年ほど前)に、職場の同僚3名と柳生の里へのツーリングに出かけました。
それまでに度々柳生の里に訪れていた私は、積極的に柳生の里を案内し、問題の『一刀石』に。
一刀石とは、大きな岩が見事に真っ二つに割れている物で、木々に囲まれた場所にあったように記憶しています。
この『一刀石』には謂れがあって、柳生石舟斎が天狗と試合中に一刀両断に断ち切った、という伝説があるそうです。(私の記憶では、天狗と間違って切った、だったように思ったのですが)。
その断ち切った割れ目に、後輩がふざけて挟まったように見せて写真を撮ったりして遊んでいました。自然の中にあるので、一種神秘的な雰囲気の場所にあるために、私はなるべく近づくのを避けていましたが、後輩と先輩はふざけあってさんざん遊んでいました。
すると後日、その割れ目に挟まって遊んでいた後輩は、交通事故に遭い、1ヶ月の入院。退院後は整備士として働いていたカーディーラーをリストラされる、という事態が起こりました。
先輩も右腕を骨折し、恐怖を覚えたことを覚えています。
(おそらく偶然なんだと思いますが、時期を同じくしてフザケあっていた二人が怪我をしたりリストラにあったりすると、どうしても関連付けてしまいます)
汗かき地蔵でフザケた写真を撮った夜に・・・・
これもバイクツーリングで高野山に行った際の話。
この時も整備士をしていた頃だっと思うので30年〜35年ほど前のこと。
まだ5月頃の平野部では暖かく、山は肌寒い季節だったと思います。
高野山についてバイクを降り、観光のため歩いていると、汗かき地蔵というお地蔵さんがありました。
私は面白がって、汗かき地蔵の前で『汗をかいているフリ』をして写真を撮りました。
その後、何事もなく観光し、大阪への帰り道も無事に事故を起こすこともなく、帰ってきました。
不思議な体験をしたのは、その日の夜のこと。
ツーリングで疲れていたのか、その日はグッスリと眠っていました。
すると、春先にも関わらず、急に体が熱くなり汗が沢山出てきました。
熟睡していましたが、あまりにも汗をかいて、うなされていましたので、起きてみるとパジャマがぐっしょり濡れていました。
その瞬間、汗かき地蔵でフザケて写真を撮ったことを思い出し、そのせいなのか、と少し慄いた記憶があります。
おわりに
2つの事は偶然が重なっただけ、と思っていますが、あまりにもタイミンがよく、どうしても意識の中で切り離せずにいます。
今では『いい思い出』として、頭の片隅に残っていますが、当の後輩は今どうしているだろうか?と思うと、ふざけるのもたいがいにしとかないとな、と思います。