私は比較的穏やかな性格だと自負しています。
あまり怒ったりせず、大抵の事は受け入れられた。
それが年齢を重ねるごとに【怒りの感情】が湧き上がってくるのが自分でもわかるくらい、感じられます。
私が考える『年齢を重ねる=好々爺』というイメージで、私も年齢を重ねると『好々爺』になるんだ、と漠然と思っていました。
しかし、現在の自分を客観的に見てみると、感情が明らかに『暴走老人』になっている。これはちょっとヤバい。
今日も怒りを抑えるのに苦労する出来事があった。
仕事で図面を書いて、業者に図面を渡して物を作ってもらっていた。
その物が今日納品されたんですが、私が図面に書いていたボルト穴の数が倍以上開いていたんです。その物を見た瞬間、何がなんだか分からず、『あ、穴が多い・・・・』と。
私が声に出して
「ボルト穴、こんなにたくさん開けるって図面に書いてたかな?」
と業者さんに質問すると、その業者さんの横から同僚が
「ゴムパッキンが入っているから、それを潰さないとゴムパッキンの意味がないし、それくらいは必要やで」
と。
そう、明らかに私に内緒でその同僚が業者さんにボルト穴の数を増やすよう指示したのだ。
私は、私の仕事を侮辱されたような気分になって、つい声を荒らげてしまった。
「こんなにボルト穴は必要じゃない!!無駄な穴を開けて、作業性が悪くなる!!」
すると同僚は珍しく言い返してきた。
「いや、それくらい必要だ。ゴムパッキンが潰れないと水が漏れる」と。
(その同僚は管理職で4歳下)
この同僚、性格が慎重過ぎるきらいがあります。
数年前にも、図面を書かせると、ボルト穴を必要以上に開けて、客先から
「なんでこんなにボルトが必要なん?」
と指摘された経緯があります。
客先から指摘される前には当然、私も指摘していました。
同僚は私に対しては演説(言い訳)をしてくるのですが、客先に指摘されると人に責任を転嫁する行動を取ります。
実際、その同僚が書いていたボルトの半分の数で十分上手くいけたんです。
ボルトの数が200個前後必要との図面だったのが、100個でいけたのでかなりのコストダウンになります。過剰品質なんですよね。
そういう性格の同僚を私は信用せず、距離を取っていたんですが今回は『裏から手を回す』ような行動を取られて、非常に怒りの感情が湧き上がってきたのです。
結局、私が鉾を収める形でその場は済みましたが、私は鉾をおさめたとはいえ、怒りの感情は処理できていません。
その気持のままで帰り道、車の運転をしていて、無謀運転する車や強引な横入りをする車に【怒りの感情】が増幅されていたのです。
あぁ、このままでは『暴走老人』になる、と危機感を覚え、なんとか自制しているのですが、この先に今回のような【怒りの感情】があった際、抑えきれるだろうかと不安です。
私は穏やかに日々を過ごしたい。けれどそんな私の思いを壊すのが同僚なんです。
いつも彼の行動・言動が起爆剤となっています。
アンガーマネジメントを身に付けないといけませんね