以前、チラッと聞いたことがあること、それがこれです。
『カマキリの卵(産卵した場所)の高さで積雪量が分かる』というもの。
私は以前になにかのテレビ番組でその事を知りました。
『すごい予知能力!動物にはいろんな能力があるんや』
と感心しきりでした。
今日、ラジオを聞いていると、舞鶴のリスナーから『カマキリの卵を2階のベランダで発見した。今年は大雪になるかもしれません』というお手紙があったそう。
あぁ、確かにそんな話、聞いたことあるわ、と思いながら車を運転していましたが、ふと疑問に思って先程ググってみました。
疑問に思ったのは、『ホントにカマキリは積雪量を予測することができるんか?』という事。
ググってみた結果、それはどうやら根拠は無いようでした。
雪に対する耐性もあるし、野外で卵が産みつけられている高さは植物の種類によってマチマチであること、大半が雪に埋もれて越冬していることが確認されたそうです。
じゃぁ、なぜこの『カマキリが積雪量を予測できる』という事が広まったのか?
それはこういうことらしい。
【カマキリはその年の積雪量を予想して、雪に埋もれない高さに産卵する】という学説があり、2003年に提唱者によって書かれた書籍がテレビ等で紹介されて広がったようです。
テレビの影響力って凄いなぁ、と思ったと同時に、その定説に疑問を抱かず、調べることもせずにいたら、今でもこの定説を信じ込んでいたことでしょう。
まぁ、この程度の事なら、定説を信じていようがいまいが、大した問題は起こらないでしょうが、これが大事な仕事などで定説とまではいかなくても、噂や思い込みになんの疑問を抱かずに間違った事をしてしまうと怖いな、と感じました。
それでも、このたぐいの話って夢があるなぁ、と感じてしまいます。
楽しいですね。