年を重ねるごとに、『愚問やな』と思う質問がいくつかあります。
その一つがタイトルの『暑いのと寒いのとではどちらが苦手?』という類の質問です。
この質問、30代までなら答えられていました。
『私は寒いのが苦手』と。
と言いますのも、30代までは夏の暑さはあまり苦にならなかったからです。
炎天下での住宅やマンションの防水工事のアルバイトや、高校のクラブ(硬式野球部)で12時間の練習(私の高校時代は”練習中は飲食禁止”が一般的で、とても大変でした)など、暑い中での活動は得意としていました。
とはいえ、30年近く前は今のように夏の暑さが40度近くになることもなかったし、湿度も高くなく、カラッとしていたイメージがあります。
30年近く前の冬は、といいますと今とは比べ物にならないくらい寒かった。
大阪の守口に住んでいましたが、冬の朝は水たまりやバケツの中の水はよく凍っていました。雪も積もることがあったし、とても寒かった。
そんな夏と冬を比べると、やはり夏のほうが得意でした。
冬はこたつでゴロゴロする日々を過ごしていた記憶が強く残っています。
それを現在の私に当てはめるとどうでしょうか。
夏は暑すぎて、炎天下での仕事では”命の危険”を感じるほど。(服装が円管服で腕まくりは厳禁。ヘルメット・安全帯・安全靴着用しないといけません)
昨年の夏は、客先にいき、炎天下の屋外にも関わらず『マスク着用』を言い渡され、ものの数分でマスクがびしょ濡れになり、息ができなくなりました。
あれだけ『夏が得意』と自負していたのに、この10年ほどの夏の暑さは耐えられません。
また、冬の寒さはもともと苦手なので、どれだけ『暖冬』といわれても、苦手なものは苦手です。
ですので、『暑いのと寒いのとではどちらが苦手?』と問われても答えられません。
これがビジネスの場面でも聞いてこられる客先担当者がいるので、答えに窮します。
いつも『どちらも苦手です』と食い気味に答えますが、ビジネスの場面ではさらに質問を重ねてこられる方もいます。
『どちらかといえばどっち?』と。
『どちらもこちらもありません。苦手なものは苦手なのでどちらもダメです』といつも答えます。
ストップ 地球温暖化!!
私は強く賛同したいと思っています。