私は会社内でベテランと呼ばれるようになっています。
それは当然ですよね。53歳ですから。
私の勤める会社では、毎年2〜3人の新入社員が入社してきます。
高卒が2名、大卒が1名という割合です。
最近の新入社員の特徴は、勤務時間中に『寝る』・『スマホでゲームやマンガを読む』というのがあります。
最近、私が働く職場に今年の新入社員が応援に来てくれています。
彼は大卒(留年2回)。私がしている仕事内容を大学で学んできている、会社にとっては『期待の新人』です。
その『期待の新人』、かなりの確率で仕事中に寝ます。100パーセントと言ってもいいくらい。
応援に来てくれた初日にも早速『おねむ』だったので、少し強めに注意しました。
『期待の新人』は謝ることもなく、キョトンとした顔で私を見つめてきます。(ちなみに『期待の新人』は男性)
何事もなく、なぜ怒ってんの?っていう感じで見つめられると、何を考えているのかわからず、気持ちが悪い。
そして、注意されて30分も経たないうちにまた『おねむ』。もう天然なのか鋼の心臓を持っているのか、こちらが根負けしてしまいました。
彼は私の職場に来る前に、2箇所ほど応援業務をしていましたが、その先々で注意を受けているようです。寝るな!!と。
初日に注意をした、というのが1ヶ月ほど前のこと。
それから昨日まで、他のメンバーが注意するもいっこうに治らず、周りのメンバーの不満が溜まっていました。
これでは彼のためにならない、と思い前回よりも強度を増して注意をしました。
<注意した言葉は自主規制。パワハラにならないようになるべく気をつけて、それでも強く注意を行う、というなかなか後輩社員の指導がやりにくい時代になりました>
寝ていたのをしっかりと確認した上で、本人に注意をすると、『期待の新人』は言い訳に走りました。
その言い訳というのがあまりにも稚拙な言葉で、聞いていてもあまりにも見苦しく、私もだんだん腹が立ってきて、思わず口をついて言葉が出てきました。
「言い訳ばっかりするな!!いつまでも学生気分で居ると困る。」と。
おそらくね、『期待の新人』はそんなつもり(学生気分)は無かったと思うんですよ。
そんなつもりがないのに言われるって嫌ですもんね。だからその言葉は言わないようにしよう、って決めていました。
でも、さすがに『寝て何が悪いん?』・『注意されても言い訳すればいいわ』・『別に好きでこの現場に来てるんやないし』という態度や言動が見られると、ねぇ。
ただ、注意をした後は眠気をこらえて寝ないようにしている姿が見れたので、注意した甲斐があったな、と思っています。
その気持ちがいつまで続くかフォローしていかなければなりませんね。
せっかく縁があって同じ会社で働くんですもん、お互い気持ちよく働きたいし、私の現場が終わって、次の現場に行った時に「あのとき、注意してもらえて良かった」と思えるように、そうなるように『期待の新人』が変わっていってもらえたらな、と思っています。