今回の北京オリンピック、私の中ではあまり盛り上がりませんでした。
盛り上がらないどころか、見ていて気分の悪いことが多く、見ていられませんでした。
ただし、カーリング女子の試合だけは、思いっきり楽しめました。
国を代表する競技の中でも、カーリングは少し変わっていて、日本は選抜制ではなくてチーム単位で代表として出場しています。(今回のイギリスも選抜制だったらしい。)
例えば、サッカー日本代表であれば、いろんなチームから選手を選抜して国際大会を戦いますし、野球でもオリンピックでは各チームから選手を集めて『国代表』として戦っています。
カーリング女子は、ロコ・ソラーレというチームが出場し、日本代表として戦っています。サッカーで言えば川崎フロンターレやセレッソ大阪が日本代表としてオリンピックにでているような感じ。
今日、オリンピックのカーリング女子の決勝戦が行われました。
さすがに決勝という舞台だけに、ロコ・ソラーレの選手は表情も若干固かったように思います。しかし、コミュニケーションはしっかりと取れていたように思いますし、いつものように戦いぶりは清々しい。
『クレイジースイーパーズ』と呼ばれている、吉田夕梨花選手と鈴木夕湖選手のスイープも素晴らしかった。小さい体であれだけのスイープができるなんて、ホントにすごいなぁと感嘆しながら見ていました。
試合では、ほんの少しショットの正確性が準決勝よりは劣ったくらいですが、イギリスのショットの正確性が日本を少し上回り、結果的に日本は銀メダルになった、という感じです。
予選から決勝まで、ロコ・ソラーレからはホントに沢山の笑顔をもらったし、私も心が清々しくなり、毎試合の終了後には、知らず識らずの間に微笑んでしまっていました。
表彰式では、石崎琴美さんにも銀メダルをかけてあげることができて、感動しました。
私はセレモニーを見ていても、あまり感情が表れないのですが、今回のカーリング女子のセレモニーでは、涙が流れてしまいました。
特に石崎選手への銀メダルを藤澤選手がかけてあげる場面では、涙腺崩壊状態でした。
カーリング女子を食い入るように見ていましたが、『オリンピックを見た』という気持ちより、『カーリング女子の国際大会を見た』という意識が強いです。
ありがとうロコ・ソラーレ!銀メダルおめでとう!!