現在、仕事で過去に類を見ない難しい物を作る作業を、協力会社の面々にお願いして作ってもらっている。
図面を書いたのは私。書き上がるまで熟考して、頭を悩ませながら書き上げた。
その図面を元に協力会社の方々は物を作る事になっています。
主な作業は大工仕事なので、大工さんが作業を取り仕切って作業している。
しかし、この大工さん、職人気質でなかなか気難しい。
職人なので頑固なのである。
上の記事にも書きましたが、この大工さん、まぁ頑固このうえない。
疑問点があったら、図面を見ることもせず私に聞いてくる。聞いてくるのは良いのですが、大工さんの頭の中には『自分のやり方でイメージができている状態』で聞きに来るから、そのイメージを打ち壊すのに一苦労する。
今までは、お互い意見を戦わせて、どちらかが折れて方針が進む(関係がギクシャクする)という感じでしたが、今日の衝突は違った。
これを作ってもらう物の”きも”となる部分の部品を作る、というだんになって、大工が勝手に図面を見ずにアレンジしてきた。
どうしようもない状態になって呼ばれ、これは作られへんで、というので私の我慢も限界突破した。
「できへんのやったら俺が作るからもうええわ!」と言ってしまった。
図面を確認もせず、自分の作りやすいように作業し、挙げ句図面から逸脱した作業をして、どうしようもなくなってるんやから、怒るのも仕方ないよな、と自分に言い聞かしてました。
大工(齢70過ぎ)はかなり怒ったのだろう。無言でその場を立ち去っていきました。
私も大工も怒り心頭で仕事をしていたので、周囲の者が大変。私は意識して気持ちをコントロールしていたので、周囲に怒りの火花が散ることはありませんでしたが、大工が私以外の者に対して、怒りの火花を撒き散らしていた。
同僚が「なんでここはこんなんになってるんですか?」と聞いたら
「そんなん知らんわ!!」と吐き捨てられたそう。
普段、その大工が見せない怒りの表情に、同僚も動揺を隠せなかったようだった。
衝突から12時間たった今でも、私の心の底にフツフツと怒りの種が煮立っています。
来週月曜日に、もう少し突っ込んで話し合いをして、善後策を決めたいと思います。
あぁ、職人と衝突すると、異常に気持ちが疲れる。