11月3日〜4日の1泊2日で『銀婚式のお祝い旅行』に行ってきました。
人生で初めての高級旅館で、緊張しながら嫁へのサプライズを計画し、初日に2つのサプライズを決行。喜んでもらえたようです。
過去記事はこちらから。
昨夜は豪華な晩御飯と、宿の『おもてなし』の数々にお腹も満腹、心も満たされました。
晩御飯から部屋に戻ると、冷蔵庫の中にあった『カットフルーツ』を食べる、という本来なら嬉しい『おもてなし』が、その時点では『苦行』に思われるほどの満腹感。
初日は運転疲れと、慣れない高級旅館への緊張で疲れていたのか、布団に入ってすぐに寝てしまいました。
翌朝、朝御飯の時間を8時に予約していたので(その時間しか空いていなかった)、ギリギリまで寝ていました。
朝起きても、お腹の中は張りつめており、食欲はありません。
ですが、朝御飯も楽しみという葛藤の中、朝御飯会場へ。
昨日と同じ『千尋』という食事会場。
そういえば昨日の晩御飯の時、嫁から言われた事があります。
私はもともと早食い。自分ではそう思わないんですが、色んな所で言われています。
で、嫁の言った言葉は
「食べんの速すぎるねん」
声量は文字のように小さいですが、言葉の重みとしては
「食べんの速すぎるねん。もっとゆっくり食べぇや」
という感じ?
私の受け取りとしてはどうだっかと言うと
①『あまり早く食べると体に良くないから、ゆっくり食べてね』
②『私の事も考えてぇな。食べる速さを合わせてもらわなかなんわ』
③『食べんの速すぎ!みっともない』
のうちのどれでしょう。
①であって欲しいという願望はありますが、多分②が嫁の本心だと思います。
前置きが長くなりましたが、朝御飯です。
朝御飯にもお品書きがありました。
最初に置かれていたのはこちらです。
ご飯は『加賀ミルキークイーン 備長炭土鍋ご飯』
味噌汁は『甘海老とあおさ海苔』
ご飯のお供たち(へしこふりかけ・黒毛和牛しぐれ煮・烏賊の紅葉和え・鮪丸芋とろろ掛け・吉祥の海苔佃煮)
西田農園サラダ・生ハムとチーズクリーム添え。
右の器に入ったピンク色の物はドレッシングです。
(私は最初『飲み物』かと思ってました。仲居さんがタイミングよく説明に来てくれて助かりました。)
胡桃豆腐。
硬めで簡単にお箸で持てます。
とても美味しい豆腐でした。ついつい一口で食べてしまいます。
ここでも嫁の「食べんの速すぎんねん」というプレッシャーが。
加賀車麩と合鴨つみれの炊合せ。
車麩は大変美味しかった。
橋立産岩もずくの出し巻玉子
うんうん、美味しいんやけどね、もう喉元まで食べた物がきてる。
ホントに美味しいんですよね。お腹いっぱいじゃなかったらなぁ、もっと堪能できたのに。
銀鱈西京焼き。
朝御飯ではこれが一番の美味でした。
添えられているフキも良い味出してます。
お品書きには載っていない『海苔』もついてます。
百万石椎茸と自家製豆腐の湯豆腐 自家製割りポン酢。
椎茸、肉厚でプリプリで椎茸苦手な私でも美味しいと思えました。
ジュースも付いてました。
平松牧場の加賀ミルクor金時草ジュースorオレンジジュースの3つから選べます。
私も嫁もオレンジジュースをチョイス。想像通りのオレンジジュースになんかホッとします。
どれもこれも美味しい物ばかり。
若い頃ならおそらくご飯のおかわりをしていたことでしょう。
仲居さんが
「ご飯、お味噌汁のおかわりはいかがですか?」
と声をかけてくれましたが、その時の私の顔は多分
『苦』
を全面に押し出していたんじゃないでしょうか。
丁重にお断りして、最後に甘味がきました。
能登大納言小豆の温かい白玉ぜんざい。
一口サイズで、見るからに量が少ない。
いつもの私なら『こんなん少なすぎるやろ』とブツブツ文句を言っていたことでしょう。しかし、このときは『一口サイズがありがたい!ありがとう』という気持ちでした。
朝御飯でも「食べんの速すぎるねん」という言葉を何度かもらいました。
気をつけないといけませんね。
満腹感に支配され、最後にお茶で一服のつもりのお茶でさえも、飲むのに苦労するほどです。
部屋に帰り、したかったコーヒーミルを使ったコーヒーを淹れました。
旅行前からこれも楽しみにしていたんですが、満腹感のため惰性で作っていた私。
説明書通りの豆の量を挽いたのにもかかわらず、一杯になってしまいました。
お湯を沸かして、ドリップしましたが、とても美味しかったです。
その後、部屋の露天風呂に入り、しばしゆっくりしてチェックアウトしました。
次回は『銀婚式お祝い旅行』の最終回です。
最後のサプライズをしました。