今から25年ほど前のこと。現在の会社に転職して5年ほど経ち、ようやく仕事を任せてもらえるようになった頃のこと。
常駐先のお客さんと仕事の打ち合わせをしていると、資料に『勾配4‰』という記述が出てきました。
【‰】という単位を知らなかった私は自信満々に
「これ、単位の文字間違ってますよね。%ですよね?」
と指摘すると、客先担当者は余裕の微笑で
「いえ、この単位で間違えないですよ。%ではありません」
と。
私の頭の中は『??????』。
なんせこんな単位知らなかったから。
よくよく聞いてみると、この単位は『パーミル』というそうです。
%は1/100(百分率)ですが、‰は1/1000(千分率)のことだそう。
10‰で1%ということですね。
それまでは、勾配といえば1/100勾配だとか1:3といった表記ばかりだったので、馴染みのない【‰】に違和感を覚えました。
非常に勉強になりましたが、その時以来【‰】を資料で見かけることはありませんでしたが、とても印象に残っており、はっきりと覚えています。
今でも知らない言葉や単位はあると思います。
そういう場面に遭遇した場合は、恥ずかしがらずに聞くようにしています。
知ったかぶりをしたり、知った風を装ってその場をやり過ごしたりすると、自分のためになりませんもんね。まぁ、今は知った風を装ってその場をやり過ごしてもインターネットという便利なツールがありますから、困ることもないでしょうけど。
それでも、その場で聞くことにより、細かなことやいろんな事を教えてもらえるかもしれません。
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『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』ですね。