日々の雑感!他愛のない内容のブログ

ふと思い立ってブログを始めます。ブログのジャンルとしては雑記ブログとなります。

関東(横浜)で食べて驚いた食べ物

私は仕事柄、日本各地に行く事があります。

出張先でいろんな人と出会い、語らい、土地土地の食べ物を食べるのが楽しみの一つ。

その楽しみの『食』について、横浜に出張へ行ったときに驚いたことを少し書いてみたいと思います。

 

 

非常に感動した食べ物

今から15年ほど前の事。

横浜の鶴見という所に宿泊していました。

出張期間は約3週間。

仕事は残業もなく体力的に楽な仕事でした。

いつもの出張であれば、3週間の派遣期間であれば休みが1日あれば良いほうなんですが、その時の出張業務は、毎週末の土日が休みという、恵まれた出張でした。

自然、休みが多いと遊びに行くためのお金が必要になってくるので、食費はできるだけ抑えたい、という気持ちになり、鶴見駅近くの『立ち喰いそば』に行ってみたんです。

(今風に言うと『駅そば』かな?)

大阪生まれで根っからのうどん好きな私ですが、不思議と『立ち喰いそば』に行くとそばを頼むんです。

その時もそばを頼みました。多分、天ぷらそばかたぬき。

(『たぬき』って場所によって違うんですよね。大阪で”たぬき”といえばきつねうどんのそば版のこと。ここでいう”たぬき”もそれのことです)

 

『立ち喰いそば』に行った理由はあくまで食費を抑えるためだったので、期待も何もしておらず、腹を満たすためだけに行ったようなもの。

しかし、一口食べた瞬間、あまりの美味しさにどんどん食が進み、あっという間に完食。汁まで全部飲み干しました。

全く期待していなかっただけに、この発見は収穫でした。

何がそんなに美味しいのか?麺が良いのか?出汁が良いのか?私には分かりませんが、私の推察ですとおそらく出汁がそばに合っているんじゃないか、と思いました。

3週間の期間中、半分以上は通ったと思います。

そのおかげで、最後の週末に鎌倉〜江ノ島観光ができました。

 

 

無知が招いた悲劇な食べ物

『立ち喰いそば』に感動してから3年後、また横浜に行くことがありました。

その時の派遣期間は2ヶ月。休みは2週間に1度しかなく、残業もかなり多く、最終バスに間に合わない時刻まで仕事をしていました。

宿泊は桜木町のマンスリーマンション。

毎日毎日身を粉にして働いていて、仕事のピークが過ぎた頃、同僚4人と駅前の『餃子の王将』に行ったんです。

私は大好きな『天津飯』を真っ先に頼み、それに餃子をつけました。

私は『餃子の王将』に行けば90%以上の確率で『天津飯』を頼みます。

その時も非常に楽しみにして出てくるのを待っていました。

なんせ約1ヶ月間、日付が変わる時間まで働いていましたから、好物が食べれることにものすごくテンションが上っていました。

 

同僚と喋っていると『天津飯』が運ばれてきました。

お腹がペコペコだったので、みんなのオーダーした物が来るまでの時間がもどかしく、全員分が揃ったところで食べました。

が、一口食べた瞬間、私のテンションは急降下。

考えるより先に店員さんを呼び、

「天津飯を頼んだんやけど、違う物が来てるわ。悪いけど天津飯持ってきてもらえますか?」

と落胆した気持ちで言うと、店員さんは訝しげな顔つき。

少しの間のあと店員さんは

「えっ?あっ、いや、天津飯ですけど・・・・・」

と困った態度。

そのとき出てきた天津飯は、餡が関西の物と全然違いました。

餡が甘酢餡(醤油やケチャップにお酢を加えた物)が一般的なんだそうです。

関西の餡は塩や醤油で薄味の餡が一般的。

その当時はそんなこと全く知らず、期待していた味と全く違う『天津飯』を食べて、ものすごくテンションが下がったまま宿に帰りました。

 

もし、関東の『天津飯』が甘酢餡だと分かっていて注文していたら、そんな気分にならなかったと思います。

その頃は『甘酢餡の天津飯』の存在を知っていたら、対応は違っていたと思います。

(どうやら関東では『甘酢餡』と『醤油餡』のどちらかを選べるようです)

 

 

おわりに

行く先々で、その土地の食べ物を食べたいと思うのですが、このような失敗があるとどうしても躊躇します。

また、個人でやっているような飲食店は比較的価格が高めなので、敷居が高いのです。

ですのでおのずと無難な『チェーン店』に足が向いてしまいます。

周囲に『出張が多い職場』というと、いろんな所に行けていいね、とか、いろんな名物が食べれていいね、なんてよく言われますが、基本的に現場と宿との往復で一日が終わり、仕事の後に繰り出すことは滅多にありません。

 

寿香寿庵

 

もう少し(金銭的にも時間的にも)余裕のある出張があればいいな、と思います。