びだくん

ふと思い立ってブログを始めます。ブログのジャンルとしては雑記ブログとなります。

人に意見を求めるのは難しい

この半月ほど、私の職場はコロナ陽性者が出たり、ワクチン接種の副反応が強く出たりと、人員が減って非常にキツイ仕事が続きました。

 

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先週の水曜日に『ワクチン接種の副反応が強く出た』人が復帰してきました。

その人を仮にSさんとします。

Sさんは前年、アルバイトとして私達の仕事の手伝いをしてもらい、今年の春に契約社員として我社に入社してもらいました。年齢は50歳で、大企業へ派遣社員として働いた経歴を持っています。

 

 

先週水曜日のこと。

少し高所の作業をお願いしました。移動式足場を使って、軽作業をしてもらうという作業指示を出したんです。

すると

「移動式足場の手すりが少しズレているから出来ません」

と返事が。

確かに手すりは少しズレていました。しかし、そのズレは彼の手先の器用さをもってすれば簡単に直せるものでした。

ですので、私はしばらく理解ができず、頭をフル回転し、出てきた言葉が

「ズレてるんやったら直して作業したらいいんちゃうん?」

でした。するとSさんは

「あぁ、それでも移動式足場が怖いんでできません」

と、後付の理由を付け足してきました(本人はそういうつもりはなかったようですが、どうも”言い訳の多い人”という印象を持っていた私は、『言い訳』にとってしまいました)

 

まぁ、理由はどうあれ嫌な作業を無理やりして怪我されても困るから、そのときは違う作業指示をだし、その日は終わりました。

 

 

翌日、昼休み後に少し遅れて作業場に出ていくと、工務店の社長とSさんは移動式足場の最上段に乗って、ロープを使っての荷物の引き上げ作業をしていました。

私はその光景を信じられない気持ちで見上げ、ようやく我に返って『あれ?移動式足場の上に乗るん嫌やったんちゃうん』と思いましたが、怒りに似た感情が湧き上がってきたので見てみぬふりをして、やりすごしました。

その日の夜、やはりどうしても私の理解が追いつきません。

私の作業指示に対しては「移動式足場が怖いから作業できません」という返事。

しかし、工務店の社長が「ちょっと手伝ってくれ」という指示に関しては移動式足場の、それも最上段の一番不安定な場所で力仕事をしている。

仕事を選んでいるのか、それとも人を見ているのか、どんな理由があって移動式足場を理由に仕事を断ったり、仕事をしたり出来たのか、私の理解が追いつかなかったのです。

 

というのも、最初に私の指示に対して「移動式足場が怖い」という理由で仕事が出来なかったので、今後のことも考えて、Sさんには今後移動式足場を使った作業はしてもらわなくて良いように、かなり考えて配慮しようとしたところでした。

 

で、金曜日に本人を呼び出して聞きました。

まず最初に

「Sさんを責めるつもりはありません。私がちょっと確認したいだけなので、よく聞いて返事をしてください」

と、私自身に感情的になるな、という気持ちも込めてSさんに伝えます。

そして

「水曜日に私の作業指示は『移動式足場が怖い』という理由で断りましたよね。でもその翌日には『移動式足場』の、それも最上段に乗って作業していました。どう解釈したらいいんかな?」

と感情的にならず責めた口調にならないように注意して聞いてみました。

すると、Sさんの反応が私の想像を遥かに越えた行動・言動をしました。

「えっ?作業したらダメなんですか?なんでそんなに言われるのかわかりません。作業せんかったらよかったんですか?」

「びだくんさんの言っている事が理解できません。私はどうしらいいんですか」

とパニックになり、しまいには作業場に正座をしだしました。

 

私の『移動式足場』での作業指示は断って、工務店の社長の『移動式足場』での作業指示はできてるやんな?客観的に見ると、人を見て作業してるんちゃうか、とか仕事を選んでるんちゃうか?と思われると思えへん?

と聞いてみました。

Sさんの返事はこうです。

「工務店の社長が手伝ってくれって言ったから」

と。

「それを言うと、俺の作業指示は聞かれへんけど、工務店の社長の指示は聞ける、

というふうに受け取られかねへんで」

と諭したつもりですが、どうもそれもSさんは理解できないようでした。

 

結局は話は平行線で終わり、『移動式足場』での作業はしてもらわない、他の作業も作業指示のあったものしかしない、という事で話をまとめました。

 

全く責めるつもりはありませんでしたが、どうも言葉を交わすうちにお互いエキサイトしてきて、少し言葉がきつくなった場面もありましたが、いい勉強になりました。

私が『普通』と思っている事でも、人によっては理解してもらえない、ということがあるんだ、という現実。

 

 

この3連休は、この事に囚われた日々を過ごし、疲れました。